マウロ・パガーニは、かつて、プレミアータ・フォルネリア・マルコーニ(P.F.M)に在籍し、フルートやバイオリンなどを担当していた。イタリアプログレッシブロック界の雄とも言えるP.F.Mは、イギリスのプログレとはまた違う味があったが、その中でマウロ・パガーニは、独特の雰囲気を醸し出していたのだ。
マウロ・パガーニは、ソロに転身してから、6枚のアルバムをリリースしているが、Domani が一番心に響く。Domaniはイタリア語で「明日」。タイトルチューンを含め、パガーニの思想信条が込められているような気がする。未来志向というのかな、ポジティブな印象である。