ラジオ向きじゃないけど...プログレッシブロック
今年もよろしくお願いします。主に私が担当している、FMふじやま『ふじやまワールドミュージック』木曜日の選曲リストをご紹介しておりますが、そもそもあまり更新していないブログでして。今年は頻度を上げて行きますので、よろしくお願いします。
私の番組をお聴きになった方は「振り幅が広い!」と、その選曲に驚いておられるようですが、元々面白ければ食いつく性質なので、私自身これまで相当様々なジャンルを聞き込んで来ました。その中でかなり好きなのが、プログレッシブロックなんです。
この年末年始は、ジェネシスの "Nursery Cryme"を聞き入っておりましたが、このアルバムからスティーブ・ハケットとフィル・コリンズが加入したという、ジェネシス、いや、プログレを語る上では欠かせない作品なのです。ピーター・ゲイブリエルの頼りなさげな声も、結構好きかも。
そもそもプログレの初めてって、何だったかな? 中学時代、私が住んでいた東京・多摩地区には中高生が運営するパイレーツラジオが多数あり、その中に北小平FM放送という局がありました。そこで紹介される音楽が、ほぼプログレ! プレミアータ・フォルネリア・マルコーニ(P.F.M)の "Celebration"が番組のテーマ曲で使われていたりしましたが、強烈でした!! その後YESやキング・クリムゾンなど、密かに聞いておりましたが、中高生時代同級生でプログレ聞いているヤツはいなかったなあ。それ故圧倒的に情報量が少ない中、手探りの状況下でコツコツとレコードを買っていたのです。
プログレの場合、大作主義的、長尺主義的な部分が、マニアックなジャンルと括られてしまう要因になってますが、でも音創りという部分においては、その後のロック界にすごい影響を与えたことも事実なのです。
好きな作品はたくさんありますが、中でもこの3枚は愛聴版と言っても良いでしょう。
●Red / King Crimson
タイトルチューンのイントロ聞いただけで鳥肌が立ちます。ロバート・フィリップ、ビル・ブルッフォード、ジョン・ウェットンから生み出された重厚感あるサウンドがたまりません。
●Tarkus/ Emerson, Lake & Palmer
通称「恐竜戦車」と言われる奇抜なジャケットも好きですが、このスケール感が好きかなあ。
●Novella / Renaissance
叙情詩的なサウンドに惹きつけられましたが、やはり、アニー・ハズラムの歌声が魅力と言っても良いでしょう。
この3枚から、1月9日の番組で1曲ご紹介します。プログレは曲の長さからラジオ向きではないのですが、やはり私の音楽的なルーツの1つですから、今後工夫しながらご紹介しようかなと思っております。